【アセンション】断捨離が人生を変える
断捨離とは、捨てること・手放すこと・お別れすることを「決断」する行為です。
「決断」とは決めるだけではなく、断じること。つまり絶交する。「絶つ」ということです。
人生の低迷期や伸び悩みの時期には断捨離をすることによって、自分の道を切り開いてきたように自分でも思います。
本記事ではなぜ「断捨離」が人生を変えるのか考察していきます。
捨てていく行為は無意識の自分を見つめ直せる絶好のチャンスを生む
「断捨離→人生が変わる」のロジック
初めに断捨離することで人生が変わるロジックを明確にしていきます。
断捨離する
→過去や普段の無意識の行動を見つめ直す
→自己理解をする
→自分を変えようと思う
→意識が変わる
→考えが変わる
→行動が変わる
→時間の使い方が変わる
→人生が変わる
ざっとこんな具合でしょうか。
断捨離は自分が普段とっている無意識の行動を見つめ直す絶好の機会です。
普段無意識に意識を向けることは、基本的にはできません。
貧乏が癖だった
わかりやすいところでは、呼吸や目を瞑るなどの生存するための行動は無意識で行われます。また、自分では気づいていない、無意識にとっている自分特有の行動・癖を、誰しも持っているはずです。
例えば過去の私は月の給与を、次の給与日までに残すことができませんでした。
単純に今より給与が少なかったということもありますが、それよりも必要以上の出費がたくさんあったことが原因でした。
財布や銀行口座にお金があれば、とことん誰かを呑みに誘ったり、お金がなければ普段欲しいと思わないのに、お菓子やジュースを買ってみたり、スマホゲームに課金したりしてとことんお金をなくす行動をしていました。
その頃はお金を使うことで、外部からの刺激を求めていました。
散財や飲酒、夜遊び、糖分・カフェイン摂取、射倖心、見栄などなどです。
とにかく他人に自分を大きく見せたかったし、毎日わかりやすい刺激を求めて生きていたんですよね。
(若い時の失敗、といったところです)
断捨離を通じることで自分を見つめ直して、今では毎日の積み重ねや目標達成することで得られる喜び、パートナーと過ごす時間が大好物で、心の底から湧き出る充実した毎日を送れています。
(オキシトシン的な喜びが多数増えました)
断捨離はスコトーマを外すキッカケになり得る
スコトーマとは
「スコトーマ(Scotoma)」は、医学的には視野の一部が見えなくなる「盲点」を指しますが、心理学や自己啓発の文脈では、「心理的盲点」という意味で使われることが多いです。
スコトーマの心理的意味
心理的スコトーマは、私たちが特定の情報や事実を無意識に見落としたり、無視したりしてしまう現象を指します。これは、以下のような要因によって引き起こされます。
- 先入観や信念: 私たちは、自分の先入観や信念に一致する情報を強く認識し、それに反する情報を無意識に無視する傾向があります。これにより、見たいものだけを見て、見たくないものを見逃す心理的スコトーマが生じます。
- 過去の経験: 過去の経験やトラウマも、特定の情報や状況を無意識に見逃す原因となることがあります。これにより、自己防衛のために心理的スコトーマが生じることがあります。
- 注意の集中: 何かに強く集中しているとき、他の重要な情報を無意識に見落とすことがあります。これもスコトーマの一種です。
(※ChatGPT より引用)
つまり誰しもがスコトーマから逃れることができないものです。
スコトーマによって都合の悪い現実から、目を背けることができるのです。いや、むしろ「そもそもその現実に目が向かない」といった方が正しいです。
ある意味スコトーマによって守られているとも言えます。
トラウマや苦手なものがある人にとっては、スコトーマによって普段の生活で傷付かずに過ごすことができます。
自分の現状を肯定・維持するためのツールなのです。
しかしながらスコトーマは同時に目標達成の敵にもなり得ます。
自分の現状の外にある目標達成において、スコトーマがあることで目標を達成するための行動を取ることができません。
そもそも目標達成の行動を思い付くことができないからです。
ここで断捨離くんが、我々のスコトーマを取り外すことを手助けしてくれます。
断捨離で無意識の行動が露わになる
例えば大掃除。
普段の生活では目に見えるところしか整理できなかったりします。
しかし大掃除になると普段掃除しないようなところを見ようと意識します。
例えば倉庫の掃除。普段使っていないものが露わになって、取っておいてもしょうがないものが出てきたりします。
ここで捨てる決断ができれば、倉庫に空きができ、掃除前よりスッキリするでしょう。
私はよく買った本を積読をします。気付かないうちに読んだ本の数よりも、買ってから1回も開いたことのない本の方が多くなってしまうことはザラです。
これもスコトーマのおかげで、買ったことすら忘れる現象です。
「本は読む必要があるときに買えばいい」といつも思っては積読してしまいます←
(今も本に囲まれてハッピーw)
他にも人間関係。
生きていると新しい人間関係が知らず知らずのうちに誕生します。
皆が皆同じ時間を過ごして心地よかったり、腹の中を見せ合える仲であれば良いのですが、そうもいきません。
付き合う時間がノイズになることだってあります。
例えば呑みの席でのみ成立する仲。
呑まないと間が持たなかったり、そもそも間ができることが気になる時点でそこまで親しい関係とは言えないような気もします。
そんな間ができることを恐れる関係の人とは、仲良くなろうと頑張らなくて良い。そもそも頑張っている時点で無理しているので、その人と親しい間柄になるのはかなり難しそうです。
ノイズにしかならないことがほとんどです。
同じコミュニティだから、先輩だから、後輩だから、同期だからという理由で付き合いを頑張るのは経験上本当に無駄だと思っています。
人間関係の断捨離をすることで、付き合いたい人が明確になります。
付き合いたい人以外には無愛想になれて自分から連絡したり、気にかけることはやめよう、と思えます。気を遣う相手といると、どうしても無理をしてしまいがちなので余計な出費やストレスを抱えるハメになります。
自分の声をしっかり聞いて、誰と付き合いたいのか、どんな時間を過ごしたいのかを明確にすることをおすすめします。
自己との対話が多くなり目標達成を可能にする
付き合いたい人と多くの時間を共にすることができれば人生は充実します。
逆を言えば付き合いたい人と過ごす時間以外は、自分のために時間を使うことができるので、目標達成に向けた行動を取ることが多くの時間で取れるため、人生が充実します。
人間関係の断捨離は、誰といるかを選ぶ観点でも大事ですが、時間の観点でも関わる人の数を減らすことで、目標達成のための生産的な時間を捻出することを可能にします。
ある意味自分という一人の人間との時間を過ごすことに、多くの時間を捧げることができるようになります。
成功者は休日に一人でノートとペンを持ってカフェに行く、という話があります。
自己分析や内省から、過去の振り返りをすることで、現状を言語化できます。
現状がわかれば、どのように行動していくことが目標達成への近道となるか、解を導き出すことができます。
セルフコーチングのような感じで、自分を見つめ直すことで自分だけの目標に近づく手立てができるのではないでしょうか。
断捨離で新たなステージに駆けあがろう
私自身、過去に何度もモノや人間関係の断捨離を行なってきました。
自ら望んで行なったこともあれば、不本意ながらも行なったことなど様々な背景がありました。
その度に空っぽになった感覚になったり、独りになる覚悟を持って生きてきましたが、なんやかんや気づかない内にモノに溢れていたり、新たなつながりが生まれています。
明らかにネガティブなモノや関係はすぐさま逃げるべきですし、気付きやすいですが、あまり気にならないモノや人に意外とエネルギーを奪われていることがあります。言い換えれば無意識にエネルギーを割いていることがあるということです。
要らないモノ、無駄な価値観、無駄な買い物、無駄な行動、付き合わなくてもいい人の連絡先、、、などなど、捨てることを考えてみてもよいかもしれません。